Yasuhabitat

ー自分に還るための場所ー

映像翻訳の勉強を始めます

新たなチャレンジ

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4月から、映像翻訳講座を受講することに決めた(ベルリンからWeb受講)。
まずは全22ヶ月のカリキュラムの導入部分である、ベーシックコースから。

映像翻訳とは、文字どおり映画や動画などの字幕、吹き替え、ボイスオーバー(原音が聞こえている状態で日本語の音声を原音にかぶせる手法)を作る翻訳のこと。

 

これまでの翻訳経験  

外国人がビザを申請する際の提出書類や日本で会社を設立する際の会社定款などが中心。

これは私が大学時代に外国人のビザ取得をサポートする行政書士事務所でアルバイトをしていた際に始めたのがきっかけ。当時は、国と国との間にある障壁を少しでもなくしたいという思いだった。

法律関係って聞くと難しそうだけど、実際はフォーマットや定形文があるから、それらをうまく組み合わせるだけ。ある意味、「正解」が用意されている世界。

 

 

人から人へメッセージを繋ぎたい 

映画を学ぶに至ったのと同じように、ちょっと前から人の心にメッセージを届けたいという気持ちが強くなった。同時に、今まで自分のためだけに学んできた英語を誰かのために役立てたいという気持ちも芽生え、再び「翻訳」という選択肢が目の前に。

ただ今度は書類の翻訳ではなく、人の思いや考えを伝える翻訳、つまり本などの作品を訳す文芸翻訳がしたいと思った。これは定形文なんぞなく、翻訳者の持つ感性や日本語のセンスが物をいう仕事。やるならちゃんと基礎から学びたいと思ったけど、今一歩踏み切れなくてだらだらとしたままただ月日が流れてしまった。

そして、今回フィルムスクール(映画学校)へ行く決心をしたのを機に、本ではなく映像分野の翻訳を学んでみることにした。映画の勉強もできて一石二鳥?!というわけだ。

 

もう一つの翻訳に魅せられた理由

またまたズートピアの話になるが、実は気に入りすぎて字幕版と吹替版と両方とも映画館で観た。その時に驚いたのが、字幕版(英語音声)と吹替版で言っている内容が違うということ。

 

cinema.ne.jp

 

それぞれの文化圏の人がより分かりやすい(納得しやすい)ようにあえて変えてあるらしい。すごい、さすがディズニーだなって思った。

さらに驚くことに、内容が違うのにどちらの言語で観てもそのシーンで抱く感情が一緒だったのだ!!!このことに気づいた瞬間、つい「すごい!」と口に出てしまったほど。

翻訳の真髄ってこれだなって思った。「正しい」ってなんだろう?って考えた。一語一句を辞書に載っているように正しく訳すのではなく、伝えたいことをその人に一番伝わる形にする。つまり原文と訳文に触れた別々の2人が同じゴールを共有できることなんじゃないかと。

 

翻訳はアート

以前はどうしても「作業」になりがちだった翻訳。その翻訳した資料を元に審査が行われるという重要性は十分理解していたし、だからこそ緊張感を持って取り組んできたけど、正直、やらなくていいならやりたくなかった。とにかく原文に忠実に訳すことしか知らなかったから。Google翻訳、もっと早く普及してくれないかなーって思ってた。

 

でも、本当の意味での翻訳ってきっと人にしかできない。一種のアートだから。

正解のない世界はきっと今までよりも大変。でも、めちゃくちゃワクワクしてる。