Yasuhabitat

Love the Life You Live, Live the Life You Love | 歩みたい人生を歩むための挑戦記 2017年8月よりデンマークのフォルケホイスコーレの1校であるEuropean Film Collegeにて映画製作を学んでいます

9月からデンマークのフィルムスクールへ留学します

 

3月末に応募していたデンマークのフィルムスクールからついに合格通知が届いた!

 

この決断に至るまでの道のり

 

 

ドイツに来る前は、実は大学院に進学しようと準備を進めていた。

 

分野は大学で専門にしていた移民学。アメリカの教育制度の中で学んでいたせいもあって、ずっと学部生のときから漠然と最低でもマスター(修士)までは取らないと、って思ってた。一時期はドクター(博士)まで取ろうかと考えたこともある。

 

 

大学院でやりたかったのは移民のアイデンティティーと幸福度の研究。というか、自分の中で持論があって、それを証明したかった。自分を「正しい」と認めてくれるものを求めていた。

 

ちょうど去年の今頃。仕事も、私生活も、社会的にもいろんな変化があった時期で、感動したり、吃驚したり、怒ったり、悲しかったり、とにかく感情の起伏が激しかった。わーっていろんなものが溢れてきて自分でもどうしたら良いか分からず。

 

行きづまり感を感じていた仕事。

当時通っていたコーチングスクール。

ブレグジット(イギリスのヨーロッパ離脱)。

 

 この3つが複雑に絡み合って、ポツリとでた言葉。

 

「違う!この道じゃない!大学院へ行っても自分のやりたいことはできない!」

 

そう思うに至った理由の根っこの部分を当時はうまく説明できなくて、自分でも良くわからなくて、とりあえず後付けのそれっぽい理由を並べてた。もちろんそれらも本当の理由なのだけど。でも「何でだろう?何でだろう?」って必死に考えて頭の中から絞り出した理由だった。

 

 

それでも、「大学院じゃなければ一体何なのか?」という部分がどうしてもはっきりと分からなくて、移民の流入が激しいドイツに一旦身を置いて考えてみようと思い立ってベルリンまでやってきた。データや文献からだけじゃなくて、ちゃんとそこにいる「人」(移民・難民・支援者・排斥を唱える人など)と向き合おうって。そしたら何か見えてくるんじゃないかなって。

 

 

そしてベルリンに来て半年ほど経った頃、やっと分かった。というか、ドイツに来る前からうっすら気づいてたのかもしれない。やっと自分の気持ちを認められた。

 

表現することで人と繋がりたい

 

とてもシンプルな答えだった。

表現者として生きる人に憧れを抱いていた。

自分が経験したこと、学んできたこと、感じていること、を表現したかった。

 

でも私は素直にそうするだけの自信がなかった。否定されることが怖かった。

だから、大学院という場で「もっと知識を吸収しよう」、そうすれば「価値ある自分になれる」と思っていたのだと思う。

 

そんな経緯で、表現することで人と繋がるための「手段」を手に入れたいと思って方法を模索した結果が、デンマークのフィルムスクールへ進むことだった。

 

 

表現の手段として「映画」を選んだわけ

 

 

色々あるけれど、映画製作を視野に入れ始めたきっかけは「即興」という環境が苦手だったから。緊張もするし、短時間でうまく想いをまとめることができない。以前はこれを克服したいって思ってたんだけど、一度この現実を受け入れてみることにした。「そんな自分でもいい」って。

肯定したら、「即興」ではない表現の道が見えてきた。ベルリンにいる表現者(アーティスト)をよく見てみると、彼ら全員がライブパフォーマンスをしている訳ではなかった。中には数カ月から数年をかけて自分の中に秘められて想いを形にして、出来上がったものを公開している人もいることに気づいた。当たり前かもしれないけど、出来ないことにばかり集中していたせいで見えていなかったのだ。

映画なら、時間をかけて想いを表現できるんじゃないかなって。今の目標(ゴール)は、移民とローカル(現地人)の「同質さ」にフォーカスしたドキュメンタリーを撮ること。人って、違うと思っていたものの中に「同じ」を見つけ、登場人物に自分を重ね合わせた時に見る世界が変わるんじゃないかなって思うから。そしてこのことはまさに当時16歳の私が移民に興味を持ったきっかけでもあるから。