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Love the Life You Live, Live the Life You Love | 歩みたい人生を歩むための挑戦記

【ドキュメンタリー】Given〜いま、ここ、にあるしあわせ by 高橋夏子

病気によって色々なものを背負いながら日々を生きる3つの家庭のドキュメンタリー。

 

youtu.be

 

この作品を見ようと思ったのは、タイトルと紹介文。

「病気」と「しあわせ」。

一見相反してみえる2つの言葉。

でも、何か大切なライフレッスンがあるんだろうなっていうのはすぐに分かった。

そして人々の幸せは、自分の制作テーマでもある。

 

特に印象に残ったのは、病気で顔の半分を切除せざるを得なかった男の子とそのファミリーの話。家族も本人も、背負ったものを受け入れて、前に進んでいた。背負ったものを「自分らしさ」に変えていた。

 

分かってる。頭では分かってるんだよ。でも、「わかる」と「できる」は一緒じゃないから。自分に言い聞かせていても、日々を送るうちに忘れたり、なんらかの出来事がきっかけで背負ったものに潰されてしまう。でも、まさに「弱みを受け入れること」がしあわせへの第一歩だと思うんだよね。自分を重ね合わせて、考えてしまった。

 

この作品を観て、「人間の弱み」をテーマにした作品を作りたいなって思った。人は誰しも弱みを持っているものだから。

 

そしてもう一つ思ったのが、「日本っぽい」ということ。いや、「ドキュメンタリー」らしいと言えば伝わるだろうか。デンマークに来てから、今まで観たことのないタイプのドキュメンタリーをたくさん観てきて、中には「これってドキュメンタリー?」と首を傾げたくなる作品もあったけれど、これはドキュメンタリーとしての期待を裏切らないドキュメンタリーだった。そういう意味で安心感がある。

 

ただ、デンマークに来る前は私もこういう作品を撮りたかったのだと思うけれど、今はしつこさを感じてしまう。特にナレーション。この作品の監督の高橋さんは元々はテレビのドキュメンタリー番組を作っていた人というのもあると思うが、映画というよりもテレビを観ているかのような感じだった。特に描写系のナレーションが多くて、それは映像の役割なのでは?と思う部分がちらほら。あと、もしかしたらこのナレーションが関西弁っていうのも、私の心に届かなかった原因かもしれない。大阪のおばちゃん風のしゃべり方と映画の雰囲気がうまく重なり合わなかった。

 

つい先日、ナレーションがある作品を作りたいと思ったけど、ナレーションはあくまでも映像に表れない情報で、かつ、人の心に届くもの(例えば、監督の心の声や気持ちをまとめた詩など)を表現するために用いたいなと思った。